はじめに
SNSやインターネット検索、転職サイトでよく見る「未経験転職」というワード。
転職を考えたことのある方は一度は選択肢に入るのではないでしょうか?
実際に私も現在の仕事は未経験転職。
そんな未経験転職のリアルについて話していきたいと思います。
この記事を読んでほしい人
- 未経験転職を考えている人
- 転職したいけど次にやりたいことが決まっていない人
未経験転職の種類
まず大前提として、未経験職種には3パターンあるということを知っておく必要があります。
- 同業種×異職種(職種未経験)
- 異業種×同職種(業界未経験)
- 異業種×異職種(業界・職種未経験)
一つずつ見ていきましょう。
同業種×異職種
前職と同じ業界で未経験の職種に挑戦するというパターンです。
IT業界の営業職を経験しており、同じIT業界の企画職へ転職する、といった具合です。
業界の経験や知識を踏まえつつ、別の職種だからこそわかる視点を活かしていくことができると思います。面接などでも今までの経験がどのように未経験の仕事に繋げられるか伝えられるといいですね。
異業種×同職種
こちらは未経験の業界で同じ職種として転職する、というパターンです。
異なる業界で動向などは違うものの、職種としては同じなので大きく仕事の流れが変わる、ということはないと思います。
ただ、他のパターンと同様に「なぜその業界に興味を持ったのか」「今までの業界の経験をどう活かせるか」を転職活動時には明確にしておく必要があります。
異業種×異職種
最後が未経験業界で未経験職種に転職するパターン。
端的に言えばほぼ0からのスタートです。
未経験転職と聞くとこのパターンを想像する方が多いのではないかと思います。
未経験転職でおすすめのパターンは?
以上の3つのパターンがありますが、未経験転職をするなら私は①か②をおすすめします。
私は③のパターンで求人を探して転職活動をしていましたが、はっきり言ってものすごく苦戦しました。そして現在の仕事も③での転職でしたが、仕事をしている今でも人一倍根気がいると感じています。
なぜ完全未経験の転職をおすすめしないのか、後述に記載します。
異業種×異職種を勧めない理由
志望動機作りが難しい
前述で少し触れましたが、転職活動で書類を書くときや面接では必ず「志望動機」が必要になります。
自分のこれまでの経験で、明確にやりたいきっかけがあれば勿論良いのですが、おそらく大半の人はないのではないかと思います。
転職活動で大切なのは、自分の経験と企業が求める人材にどれだけ多くの接点があるのかを見つけること。
接点が少ないと、企業からは「なんで応募したんだろう?」「労働条件だけ見て応募したのかな?」と思われてしまいます。
今までの経験をどう活かせるかイメージしづらい
今までの経験とは全く異なる仕事のため、自分が今までやってきた実績がどのように活かせるか想像するのが難しい方も多くいると思います。
当たり前ですが、未経験歓迎という文言でいくら求人が出ていても、「やる気があります!」といっただけでは採用されません。
企業もコストをかけて求人を出しているので、経験がなくてもそれなりに即戦力になる可能性がある人を必要としてます。
たとえ未経験であっても、どのように次へ活かすことができるのかを考え、企業に伝えることが大切になります。
転職後にそれなりの努力が人一倍いる
未経験で転職が成功できた場合、仕事を覚えるにあたって人一倍努力が必要です。業界についても職種についても、1から学び直さなければいけないからです。「研修体制バッチリです!」と求人に書かれていても、それについていくの努力がなければ意味がありません。また、新卒とは違い1から10まで丁寧に指導があるとは限らない点も注意が必要です。
完全未経験転職をしたい方へ
前述で色々と完全未経験転職をあまりおすすめしないとは言ったものの、「絶対やらない方がいい」とまでは言いません。根気強く自分の経験と企業の接点を見つけ出す方もいると思いますし、「新しいチャレンジをしたい!」という前向きな考えの方もいるかと思います。
私的完全未経験転職を叶える方法としては下記あたりが現実的にできるものかなと思います。
- 正攻法で挑む場合は、自分の経験と求める人材の接点をとにかく多く見つけ出す
- 求める人材に近づけるように資格を取ったり勉強をする
- 派遣社員として働く(正社員よりも採用ハードルが低くなる)
実際に私も多くの失敗をしながら完全未経験の転職にチャレンジしました。
最終的には「雇用形態」へのこだわりを捨てて派遣として完全未経験転職をして現在の仕事に就いています。
私が未経験転職をするに至った経緯と失敗談についてはこちらの記事で書いています。